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慶応大学 竹中平蔵が注告 [ニュース 社会]
慶応大学 竹中平蔵 社保・税改革に3つの欠陥あり
◆一体改革すべきは経済・財政
第一の欠陥はマクロ経済運営の視点が欠如していること。
具体的には、デフレ克服と経済成長に向けた姿勢が欠如していることだ。
本来必要なのは、税・社会保障の一体改革ではなく
「経済・財政の一体改革」だ。税と社会保障は財政の一部分でしかない。
重要な事実がある。2003~07年の4年間に、
基礎的財政赤字は22兆円改善した。
小泉純一郎政権が歳出を増加させない政策をとる一方、
経済を活性化して税の自然増収を実現できたからだ。
つまり財政健全化の王道は、増税ではなく、経済をよくすることである。
ちなみに22兆円の財政収支改善を消費税増税で行おうとすれば、
税率を9%引き上げねばならない。
いかに経済活性化による増収が重要か、である。
現状のようにデフレを容認したままで名目成長率1、2%程度の
低位が続くなら、消費税率を上げても税収は確保できない。
これに関しても重要な事実がある。前回消費税を引き
上げた1997年、税収は増加して54兆円になった。しかし、
以来、今日まで、それを上回った年は1年もない。
いくら消費税を増税しても、マクロの成長と
デフレ克服がないかぎり、税収は低下するのである。
◆一体改革すべきは経済・財政
第一の欠陥はマクロ経済運営の視点が欠如していること。
具体的には、デフレ克服と経済成長に向けた姿勢が欠如していることだ。
本来必要なのは、税・社会保障の一体改革ではなく
「経済・財政の一体改革」だ。税と社会保障は財政の一部分でしかない。
重要な事実がある。2003~07年の4年間に、
基礎的財政赤字は22兆円改善した。
小泉純一郎政権が歳出を増加させない政策をとる一方、
経済を活性化して税の自然増収を実現できたからだ。
つまり財政健全化の王道は、増税ではなく、経済をよくすることである。
ちなみに22兆円の財政収支改善を消費税増税で行おうとすれば、
税率を9%引き上げねばならない。
いかに経済活性化による増収が重要か、である。
現状のようにデフレを容認したままで名目成長率1、2%程度の
低位が続くなら、消費税率を上げても税収は確保できない。
これに関しても重要な事実がある。前回消費税を引き
上げた1997年、税収は増加して54兆円になった。しかし、
以来、今日まで、それを上回った年は1年もない。
いくら消費税を増税しても、マクロの成長と
デフレ克服がないかぎり、税収は低下するのである。
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